『さゞなみ』初日舞台挨拶 11/23

* 去年の夏、和歌山県と山形県で撮影されまして、地元の方の厚い協力で完成しました映画「さゞなみ」は・・・
司会者(オオモリ ユウコさん)の挨拶に続き、
長尾直樹監督、唯野未歩子さん、豊川悦司さんの順で、右サイドから登場。大歓声。

* すごい歓声があがっていますが、まずは長尾監督から一言。
今日はお越しいただいて本当にありがとうございます。監督の舞台挨拶といっても、自分で作った映画をいろいろ解説してもはじまりませんので、今日はとりあえずお礼の場ということで・・・。本当にありがとうございました。
* 撮影は山形県米沢市、そして和歌山県で行われたんですが、米沢市はどんな所でしたか?
今映画を観ていただいた通りの場所でして・・・。全国的にくまなくロケハンしまして、今観ていただいたように美しい風景がとてもある場所で、映画的には映像がとても美しくなって助かりました。
* 撮影中、かなりの温泉を巡ってきたそうですね。豊川さん、温泉大好きだそうですね?
そう言われても困る・・・。(笑)
いろんな温泉に行かれたそうですが、山形の温泉はどうでしたか?
いや、なんか、山形って感じ。(笑)
一般の方が行く公共の温泉にも行かれたそうですね。豊川さんだと騒がれたりはしませんでしたか?
いや男湯だったんで、(大丈夫でした。)(爆)
* 混浴だったら大変だったと思うんですが、印象に残っている温泉はありましたか?
特に、そんなにたくさん行ったわけじゃないんですけども・・・。(笑) まあ僕は山形県の米沢という所だったんですけれども、その滞在しているホテルの近くに、ちょっとそういう公共の温泉浴場があって。わりと撮影はデイシーンが多かったので夜はヒマだったもんで、そこに行って入ったりして。はい。
* 唯野さんは温泉の泉水を調べる役で、試験管を振ったりする役は初めてですか?
初めてです。
* 何かとまどったりしたことはありませんか?
初めてだったんで、勉強しました。
* 唯野さんも温泉はお好きなんですか?
はい。・・・。
* 稲子ちゃんと自分とは、ここが似ているなとか、違うなと言う点はありませんでしたか?
えと、あの、とても生真面目な役で・・・、それは共感をもちました。
* 歯がゆいなとか、言葉に出して言えばいいのになと思うところはありましたか?
あ、それは・・・。(笑)
* 長尾監督、出演者の方たちは静かに、感情をあまり表に出さずに、演じられていたなという感じがあるんです。何かねらいはあったんでしょうか?
ねらいということでもないんですが、とにかく出演者の方には何もやらないでくれという支離滅裂な支持をいつも出してしまうんですね。出演者の方は何かやりにきているわけなんで、たいへん困ったんではないかと思うんですが、最後まで我慢して付き合ってくれたということだと思います。
* 演じられていて、玉水さんという男はどうでしたか?どんな男だと?
玉水さんですね・・・。(笑) 玉水さん、どうやって暮らしているか、よくわからないですが・・・。(笑)
まぁ、ほんとに監督が今おっしゃったみたいに、芝居が語ると言うよりは、ほんとにこの映像の中、映画自体にの中に取り込まれている行間みたいなものの中から、観た方が自由にイメージを組み立ててほしいという意図が、撮る前からあったんで、僕もほんとになるべく淡々と、この映画の中に自分が存在するように、溶け込むようにということは心がけていましたけれども。
玉水さんに関しては・・・、よくわかりません。(爆)
* 淡々とした中にも静かな想いというのは感じられましたが、稲子はいかがでしたか?
・・・・・(聞こえない)
* とまどった点は?
それは・・・・・(聞こえない)
* なぜか皆さんとっても控えめで舞台の後ろへ後ろへとどんどん下がっていってしまうんですが、(笑) どうぞ前の方へ。
監督から見たお二人の印象は実際どうだったんですか?
本人ですか? 本人のことは、ちょっとよくわからないですけれども。接するときは役を演じていただいている時で、私生活というんですか、終わってから何やってるとか、そういうことはよくわからないです。
* こそっと相談されたりとか、そういうことはなかったですか?
ありません。(笑)
* 反対にお二人から見て監督のイメージ、印象は?
ま、見た目コメディアンみたいなんですけど、(笑) ほんとに。
えーと、一番最初の出会いというのが、テレビの深夜ドラマだったんですけれども、その時からご一緒させていただいて。まあ、監督の一つ前の作品、『鉄塔武蔵野線』という映画を拝見して、僕はその世界観のようなものをすごく好きだったんで、お仕事を一緒にできた時に、何かこうやっぱり、かなり独特なものを持っていらっしゃると思うんですよ。
たぶんそれは『さゞなみ』というこの映画の中にも出てると思うんですけれども、それがなんか好きで。
実際お会いして仕事をしてみると、やっぱりこういう映画を作るような人だったなという・・・。とても付き合いやすい方です。
* 唯野さんから見た監督は?
とても面白くて、ひとつひとつ、とても丁寧に演出してくださって、とても勉強になりました。(笑)
* 役者さんのアップが少なくて、遠くから見たような印象があるんですが、それはどういったコンセプトなんでしょう?
とても専門的な質問になりますね。それは一言では言えないんですが・・・。
アップが少ないということは、要は、複数の登場人物がひとつの画面の中におさまっているということなんですね。アップになっちゃうとその人映りませんですよね。ところが複数の人物だというと、今ここの三人のようにですね、私はこっち見てて、唯野さんは床見てて、豊川さんは「何言うんだろな」って見てて、この微妙な視線が、全てを物語っていると思うんですよね。ところが僕だけ映していると、コメディアンみたいな人だな(笑)ということになっちゃうんですけど。
三人の関係の中でその場所があるわけで、それを映したかったということで、自ずと引き気味になるということなんですよ。
* 視線の行き場で空気感を出す、みたいな感じですか?
そうですね。そういうことですよ。
* 空気感がよく読み取れたのが、お母さんとの語り合いのシーンだったと思うんですが、唯野さん、お母さん役の松阪慶子さんはどういう方でしたか?
とても明るくて、とても優しくて、お美しくて、あの・・・勉強になりました。(爆)
* ふだんの唯野さんは、お母さんとはどういう感じでお付き合いなさってるんですか?
普通に・・・。(笑)
* 最後にお一人づつ、一言、皆さまにメッセージをお願いしたいと思います。
まず、監督さんから。
この映画、そんなに大々的な宣伝というんですか、じゅうたん爆撃的に、いやおうなしに家庭に飛び込んでくるような「ナントカ・ザ・ムービー」みたいなものとは違う映画でして、ここに集まっていただいた皆さんが口コミのスタート地点というか、運悪くここに集まってしまったので、お宅に帰った後は、最低一人、十人に「映画はさゞなみ、年末はさゞなみ」というふうに繰り返して、ぜひ広げていただければ。あの映画が好きだとか嫌いだとかは関係ないので、とにかく宣伝してください。よろしくお願いします。
* では次に唯野さん、お願いします、一言。
あの、もし今日、面白いなと思われたら、お友達に言ってください。どうもありがとうございました。
* それでは最後に豊川さん、お願いします。
なんか、ここは月曜日休みらしいんで、お友だちに紹介する時はそれを伝えておいてください。あの、ほんとに・・・地味な映画なんで。(爆) 皆さんのお力でひとつ派手に。